突然片側の目が真っ暗になったり、手足の運動、知覚障害が一時的に出現したり、完全な麻痺になることもあります。頸動脈の狭窄部で血液に乱れが生じ、血小板の血栓ができ、頭の中に流れ込んで血管を閉塞するために、様々な症状が突然出現します。無症状の場と症状が出る場合と50%ずつです。頸動脈の60〜70%以上の狭窄で手術適応となりますが、(症状があれば50%でも手術します)当面、内科的治療(アスピリン等の服用)で経過を見ます。
最近の超音波診断装置は素晴らしく、10分以内で狭窄の有無や、狭窄率、血栓の性質、血液量も判断してくれます。頭部検査の折には、頚部超音波診断も受けておきましょう。 |