最近、脳卒中について新聞やテレビでよく報道されています。現代医療は日進月歩で、新しい情報を知っておく必要があります。
頭蓋内疾患は早期発見・早期治療につきますが、最新の医療機器は早期発見に役立ち、発症の予防にも貢献しています。その中でも東部MRI検査、頚部エコー検査などによる脳ドックが大変役立っています。私共の経験した500例の脳ドックの結果を検討したところ、無症候性脳梗塞の危険因子としては、高血圧が、また脳血管の狭窄や閉塞には、家族歴(身内に脳梗塞や脳出血などがある人)、高血圧、糖尿病、飲酒などが危険因子となり、末破裂脳動脈癌は、クモ膜下出血の家族歴がある人に高率に見つかったことがわかり、年齢的には40〜70歳の人が脳ドックを受けるべきと結論づけました。 |